えっ!?そんな違いがあるの!?モールとカートの違い

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こんにちは。加藤です。本ページはプロモーションが含まれています。

ネクストエンジンを使ったEC店舗の運営を6年、ECの一元管理システム「ネクストエンジン」の中の人(サポート・営業・機能開発、セミナー講師など)も6年!

ネクストエンジンのような「EC支援事業者」の場合でも、新卒はもちろんなのですが、中途採用の方もEC業界自体が初って方も多くいらっしゃいます。 そのため、私が研修を担った際には「ECの流れ」からレクチャーしていました。その中身をコンテンツ化いたしました!

今回のポイントは「モールとカートの大きな違いは集客の対象」です!
販促の3要素「集客」「購買率」「単価」とありますが、最重要なのが「集客」です。モールとカートの違い→集客の対象が違う、という話は集客を考える上での前提知識となりますので、要チェックしてくださいね!

それでは、本編をご覧ください!


モールとカートの違い1


◆モール店舗
楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピング、au Payマーケット、など

モール店舗はショッピングモール内に出店すること。 ショッピングモールの中の一店舗になるので、ショッピングモール側で定められた規約・ルール・ガイドラインを守る必要がある。 また、出店料や販売金額の〇%を徴収されることになります。

◆カート店舗
ECFORCE、futureshop、makeshop、shopify、BASE、など

カート店舗はECサイトとしての機能を持ったパッケージを基に独自にECサイトを作ること。 特にどこかのショッピングモールの中に入っているわけではないのです。上記で例に挙げたような“カートシステムを使ってる”ってイメージですね。

カート店舗はカートシステムへの利用料金を払うことになりますが、販売金額の〇%を徴収されないところも多いです。 ただし、決済システムを入れれば、決済側で取られることになりますので、その辺りは注意が必要です。 それでも全体的にモール店舗より、利益率は高い印象です。


カートの方が利益率が高いなら、モール店舗よりカート店舗を作った方が良いのか!

と、結論付けるのはちょっと早計かなと思いますので、間に2つほど基礎知識の解説を挟みつつご紹介いたします。

ECサイトの構成

ざっくりとですが、ECサイトの構成ってこんな感じになってます。これは、モールとカートで違いはあまり無いと思います。


TOPページ → カテゴリページ → 商品ページ という階層構造になっていることが多いです。 それ以外に、「会社概要」「特定商取引の表記」「FAQ」など独立したページもあったりします。販促目的の特集ページなんかもあったりもします。

TOPページは店舗のTOPです。

カテゴリページは、商品のジャンル分けみたいな感じですね。
「iPhoneケース」「スマホケース」みたいに商品をカテゴライズするイメージで、それぞれのカテゴリの中に各商品ページが紐づいてる感じです。

【TOPページ → カテゴリページ → 商品ページ】の階層分けが結構重要かと思いますので、頭に入れておいていただければと思います。

ECサイトのページ構成

こちらはちょっとしたオマケです。
全部モール・カートによって異なるのですが、大体こんなイメージという感じで見ていただければ幸いです。こちらも、モールとカートで違いはあまり無いと思います。


◆TOPページ
店舗側で自由に作れることもあるページ。テンプレートが決まってることもあります。
自由に作れる方が理想のページを作成する自由度はあるのですが、作成難度が高くなります。 逆にテンプレートが決まっていると、自由度が無くなる代わりにパーツをハメるだけで完成するので作成難度が低くなるメリットがあります。

◆カテゴリページ
テンプレートが決まっていて、カテゴリの紹介部分のみ比較的自由度高めに作ることができるページになります。

◆商品ページ
テンプレートが割とガチガチに決まっています。
「商品名」「売価」「キャッチコピー」など、項目分けされており「WEBページを作る」というより、項目を埋めて行く側面も強いです。 「商品説明」の項目が「WEBページを作る」箇所になります。

モールとカートの違い2

モールとカートの違い、一番大きいと思うところは集客対象の違いです。


◆モール店舗
モール自体への集客はモール母体がやってくれます。 出店している店舗は、モールに来たお客様を相手に自分の店舗に来て貰うことがメインの集客になります。

集客対象:モールのお客様
競合:他の出店者

◆カート店舗
ゼロからの集客を自力で行う必要があります。インターネット全般を中心に世界中の全てが集客手段の対象となり得ます。

集客対象:インターネット中心に誰でも
競合:大手ショッピングモールやECサイト


次に導線経路を見てみましょう。


◆モール店舗
外からの集客はモール母体がやってくれて、モールの中で導線を作って行くと、お客様が店舗のページに辿り着く先は「商品ページ」になることが多いです。 商品ページで店舗を訪れて、上手く店舗内を巡回させるようにするのがポイントですね。カテゴリページが巡回され易いページなりますので要チェックです!(特にスマホ閲覧時)

◆カート店舗
外からの集客になるので、どのページも最初に辿り着くページになり得ます。 SNSや広告など自分で戦略的に発信することで意図した入口に誘導することは可能になりますね!

サイトで一番重要なのはTOPページだと思われる方が多いのではないでしょうか。
今回お伝えしたかったのは、導線経路を考えて行くと、最重要なページはTOPページとは限らない、ということです。 特にモール店舗であれば、TOPページよりも一番アクセスの多い商品ページが最重要ページだと思います。ここをしっかり作り込んでくださいね!

まとめ

1.モールとカートでは、売上に対する利益率が違う

2.モールとカートでは、集客対象が違う

3.モールとカートでは、お客様の入口となるページが違うかもしれない

次回予告です!
引き続き、+α領域のお話をして行きます!


「集客」「購買率」「単価」の3要素と書いておりますが、最重要なのが集客なんです。 ECサイトの集客と行っても「モールとカートで集客対象が違う」ので、前提知識として今回モールとカートの違いをお話しました。次回は、今回の内容を踏まえてチェックしてくださいね!