NEメイン機能の設定2
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こんにちは。加藤です。本ページはプロモーションが含まれています。ネクストエンジンを使ったEC店舗の運営を6年、ネクストエンジンの中の人(サポート・営業・機能開発、セミナー講師など)も6年!
ネクストエンジンに10年以上携わって来た専門家として、ネクストエンジンを使ったEC店舗の受注処理の自動化率を上げる方法を連載方式でご紹介いたします!
今回の結論は「店舗ごとの特性も多いので要確認」です!
それでは、本編をご覧ください!
第3回 知識編:NEメイン機能の設定2の動画
支払い発送変換
初期設定の時に触るぐらいで、後から見直すことがほぼなく、あまりネクストエンジンを話す中でも話題に上がらない「支払い発送変換」。 やることとしては地味ですが、受注の自動化をするなら絶対的にやっておく必要がある設定ですね。
店舗の受注データの中にも「支払い方法の名前」や「発送方法の名前」があります。 店舗側で固定(規則性を持ってシステムが命名)することもあれば、店舗側が自由に名称を付けられる店舗もあります。
そんな店舗側で設定された「支払い方法」や「発送方法」をネクストエンジン側に上手く紐付ける設定が「支払発送変換」です。
上手く紐づけされていないと、NEで受注伝票は作成されたものの、支払い方法や発送方法が空欄になってしまい、「取込情報不足」というステータスになります。 やることは「確認待ち」と同じで、手動で支払い方法や発送方法を設定してあげることです。
余計なところで手動対応を増やさないためにもしっかり設定しておきましょう!
設定画面として↑こちらになります。
設定 > 受注 > 支払発送変換
出荷可能
こちらも初期設定の時に触るぐらいで、後から見直すことがほぼなく、結構地味に思われそうな設定画面です。 が、自動化というよりも「代金を回収する」という観点で超重要な機能です。
支払い方法によって、出荷に回して良い「支払い状態」が異なります。
例1)代金引換、いわゆる「代引き」
注文入った段階 → 未入金
出荷OKな状態 → 未入金
代金の回収は商品お届け時におこなわれるから。
例2)クレジットカード支払い
注文入った段階 → 与信(オーソリ)OK
出荷OKな状態 → 与信(オーソリ)OK
発送前に与信(オーソリ)が取れてることを確認し、出荷後に実際の請求をかけることで代金の回収する流れ。
最近の大手ショッピングモールは注文確定時にクレジットカードの与信を取ってることが多いですが、仮に注文確定時に与信(オーソリ)取ってない場合は流れが変わりますので要注意です。
例3)各種前払い
注文入った段階 → 未入金
出荷OKな状態 → 入金済
発送前に入金を確認する必要があるので、入金を確認できるまで発送したらダメな支払い方法。
決済周りの重要な点
大手ショッピングモールが提供している支払い方法はパターン化されていて、ネクストエンジン側でもデフォルトの設定のままで問題無いことが多いです。
しかし、独自に導入している支払い方法などを利用する場合は、この出荷可能の設定も行う必要が出てきます。 出荷可能の設定は操作方法が難しいのではなく、お金の流れがどうなっているか?」を正しく理解し整理することが重要です。
ポイントとしては
1.注文確定時の決済状況
2.NEに受注が取り込まれる時の入金状況
3.実際のお金を請求するタイミング&トリガー
4.注文キャンセル時の決済キャンセルについて
これらを整理しておかないと、ネクストエンジンを使った運用フローを作ることができないのです。
設定画面として↑こちらになります。
設定 > 受注 > 出荷可能
規定値
設定画面として↑こちらになります。
設定 > 受注 > 規定値
初期設定の時でもご不要な店舗様も多いかもしれない設定箇所になります。 受注取込時に特殊処理を挟む設定を行うことができます。
そんなに種類は多くはないのですが、複数のジャンルの設定があります。 その中でも、主に使うのは「発送方法」「明細行の商品名」絡みの特殊処理が多いです。
受注処理の自動化絡みだと、住所と郵便番号が不一致の場合、住所を基に郵便番号を修正するという設定も規定値で行うことができます。
規定値の設定で何ができるか?を知っておくことも自動化率を上げる際に役に立つと思いますよ!
楽天市場との連携時の機能
今回のトピックで楽天市場との連携でご紹介したい内容は2つ。
1.自動発送完了報告
ネクストエンジン側で「出荷済」で「追跡番号(発送伝票番号)」が反映されると、RMSのステータスも出荷済に変えてくれる機能です。勿論、追跡番号も反映されます。
決済の流れとして、エンドユーザー(ご購入者様)は楽天市場へお金を払い、楽天市場から店舗様へ支払いがされる動きになります。 楽天市場から店舗様へのお支払いのトリガーとなるのも、RMSのステータスが出荷済になっていることなので、楽天市場の店舗を運営している以上RMSのステータスを出荷済に変えることは必須となります。
2.決済周りの動き
これは特定の機能の話ではないのですが、楽天共通決済の前払いについてはネクストエンジンとAPI連携しておくと入金確認も自動でやってくれるので便利という話です。
API経由でネクストエンジンで楽天市場の受注を取り込むと、自動的にRMSのステータスを「楽天処理中」へ動かします。その間、ネクストエンジンは「入金待ち」で止まります。
楽天処理中を通過し、RMS側で「発送待ち」になると、ネクストエンジン側でも「入金待ち」のステータスからは居なくなる、という流れです。
Amazon.co.jpとの連携時の機能
今回のトピックでAmazonとの連携でご紹介したい内容は1つ。
1.自動出荷通知
ネクストエンジン側で「出荷済」で「追跡番号(発送伝票番号)」が反映されると、セラーセントラルのステータスも出荷済に変えてくれる機能です。勿論、追跡番号も反映されます。
決済の流れとして、エンドユーザー(ご購入者様)はAmazon.co.jpへお金を払い、Amazon.co.jpから店舗様へ支払いがされる動きになります。 Amazon.co.jpから店舗様へのお支払いのトリガーとなるのも、セラーセントラル側が出荷済になっていることなので、Amazon店舗を運営している以上セラーセントラルのステータスを出荷済に変えることは必須となります。
なお、Amazonでの決済はAmazonペイメント(基本的にクレジットカード)となり、注文確定時に与信(オーソリ)が取れてることになります。そのため、自動入金確認などの機能は不要な店舗となります。
Yahoo!ショッピングとの連携時の機能
今回のトピックで楽天市場との連携でご紹介したい内容は2つと追加で1つ。計3つですね。
1.注文ステータス自動完了
ネクストエンジン側で「出荷済」で「追跡番号(発送伝票番号)」が反映されると、ストアクリエイターProのステータスも出荷済に変えてくれる機能です。勿論、追跡番号も反映されます。
決済の流れとして、エンドユーザー(ご購入者様)はYahoo!ショッピングへお金を払い、Yahoo!ショッピングから店舗様へ支払いがされる動きになります。 Yahoo!ショッピングから店舗様へのお支払いのトリガーとなるのも、ストアクリエイターProのステータスが出荷済になっていることなので、Yahoo!ショッピングの店舗を運営している以上ストアクリエイターProのステータスを出荷済に変えることは必須となります。
2.自動入金確認
前払い系の決済の場合、入金されるとストアクリエイターProのステータスが入金済になります。自動入金確認の機能を使うと、ストアクリエイターProで入金済になったらネクストエンジン側でも入金済に自動的に更新してくれます。 手動で入金確認&処理をしなくて良くなるので、おすすめの機能です。
3.注文ステータス自動キャンセル
ネクストエンジンの受注伝票をキャンセルすると、ストアクリエイターProでも対応する受注を連動してキャンセルしてくれる機能です。
Yahoo!ショッピング以外店舗では同様の機能はなく、注文後にお客様からキャンセルのご連絡をいただいたら、ネクストエンジンと店舗の裏側、両方でキャンセル対応を行う必要があります。 他に決済システムが別途あれば3か所になる可能性もございます。
そのようなことから、ネクストエンジンでキャンセルすると自動でストアクリエイターPro側もキャンセルしてくれるので一見便利そうですが、注意が必要です。 こちらの機能を使うと、1回ネクストエンジンの伝票をキャンセルにし、後から「やっぱり戻そう!」と思って有効な受注に戻したとしても、ストアクリエイターProはキャンセルされてしまいます。
そして、ストアクリエイターProでは1回キャンセルになった受注を復活させることができないので、そのまま発送してしまうと代金の回収が不可能になってしまいます。 お客様へ事情を話し、決済をやり直して貰うなどの対応が必要になります。
危険ですし、他の店舗との運用とでごちゃごちゃになる要素もあるので、こちらの機能は使わない方が安全かなぁと思ってます。
まとめ
1.店舗から入って来る「支払い方法名」「発送方法名」も設定に使います2.使ってる決済方法の「お金の流れ」を整理することは超重要
3.店舗ごとによってネクストエンジン連携でやれることが結構違うよ
連載を読んでいただくことで、何の情報が無いよりは良い感じに設定を進められるようになるかと思います。 が、ネクストエンジンを初めて使う人が自力で良い感じに導入設定するのは多くの場合とても難しいです。
初期設定ができず断念してしまった方や、導入できたものの「思ったより効率化できてない」とおっしゃる方を多く見て来ました。 自分自身、ECの受注処理も行ってた時期がございます。受注が増えて来ると、売上UPの施策に手が回らなくなるぐらいに受注の対応だけで手いっぱいになります。
EC事業者目線、ネクストエンジン提供者側からの目線、どちらも経験して言えることですが、 多少費用はかかろうとも、最適な提案をしてくれるプロに依頼するのが本当にてっとり早いですよ。
ここでも1つ要注意なんですが、設定代行業者もちゃんと選んだ方が良いです。
導入、初期設定、連携作業。これをやってくれるだけじゃ、使えるようになりません。
パッケージ化している代行業者さんはこうなりがちです。
重要なのはこの2点
1.店舗さんの運用に応じて運用フローをカスタマイズし、運用に則した設定を施すこと。
2.実際に使うのは店舗さんです。使い方のフォローもないと使い始めるハードルが高いです。
弊社では、どのような状況であってもフォローできるようなメニューを揃えております。
是非、お気軽にご相談くださいませ。